カービィくんのおへや

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岡崎体育はそろそろファンクラブを何とかすべき

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昨日、岡崎体育がこんなツイートをしました。

すると、自分を含めずっとファンクラブ会員を続けているファンの間で「モヤモヤする」「継続している利点が何も無い」など不満が噴出。

結果的に、不満を言っているファンに対して謝罪、対応するという流れになりました。

本人も本気で言っているわけではなく、ネタとして発言したはずですが、何故こんな否定的に捉えられてしまっているのか?
そこには2018年から続くファンクラブ運営そもそもに対する不信感や不満が爆発してしまったと予想しています。というか自分がそうです。

2021年初めての記事がこんなネガティブな内容になるのはあまりよろしくない気もしますが、ずっと思うところがあったのでこれを機に書き留めておこうと思います。

(この記事の内容は2021年2月11日時点のものです。)


杜撰なbitfanの運営体制

事の発端は2018年2月2日、ファンクラブ「Wallets」の追加サービス「bitfan」を発表したタイミングから。

上記のツイートへの反応を見るとわかるように、ファンをランク付けするというサービスにかなり批判が集中。


最初は饒舌に対応していたものの、結果的に謝罪。

(該当ツイート群が一部削除されているため、togetterのリンクを貼っています)

2週間後にブログで改善策を発表。

各所でニュース記事になるなど、ファンクラブ運営に大きな禍根を残しました。




ちなみに、このブログで言っている改善案

①会員の「ランク」という文言を排除する
②「オマケ」の価値観について
③ポイントの変換機能の追加
④アクションに対するポイント付加の詳細を公開する
⑤非金銭的ポイント貯蓄システムの見直し

①は達成されました。当初の6ランク分けから3ランクに減少、最終的にはランクどころかbitfan自体が無くなりました。

②も現状では達成されています。グッズの別カラーや受注販売、年賀状ぐらいしか物的アドバンテージがありません。

③はbitfanの事後処理に使われました。


bitfanサービス終了から2か月以上の期間を経て、獲得したポイントをグッズと交換できるシステムが発表されました。しかし、注文したグッズより点数が多い、少ないなどトラブルが頻発。

6/14~30 景品交換受付
8月初旬 デジタル特典(壁紙)配布
8月末 特典発送、誤着相次ぐ
9/2 お詫びメール(誤着のお詫び)①
9/3 STAFF BLOGにてお詫び投稿
10/2 お詫びメール(対応発表)②
10/16 お詫びグッズ(非売品マスキングテープ)発送メール

お詫びメール①と②の間に1か月もかかっているのはさておき、驚くべきはその発送方法。


封筒に「クロネコDM便」と書かれていますが、

クロネコDM便で送れないものは、下記のものが該当します。

約款第一条で定めている荷物以外のもの
※紛失・破損があった場合は、運賃の返金、もしくは、代替品の無償運送となります。
※お届けが遅延した場合の補償はございません。
※通販で販売しているもの、オークションの落札品など売買にかかわる商品はネコポスや宅急便をご利用ください。
※荷受人の希望をもとに出荷されるもの(サンプル品、試供品など)はお送りできません。

「クロネコDM便」で送れないものにはどんなものがありますか? | クロネコDM便| ヤマト運輸より抜粋

クロネコDM便では一方的に宣伝やサンプルを送り付ける場合のみ使用可能で、今回のようにグッズの注文を受けて発送を行う場合には使ってはいけません。
そもそもの管理体制がしっかりしていれば、誤送はおろかこんな輸送ミスはしないはず。
数が間違っていたのは希望と違う数にして一方的に送っているように見せかけるためだった…?
また、超過発送分は返送キットで返送させるという対応が取られましたが、勝手にいっぱい送ってきておいて早く返せというのもなかなか変な話ではあります。

④は上のbitfan告知サイトで公開されました。それまでは一切表示が無く貯まるアクションも不明。しかし、最大の問題点はランクアップに必要なポイント数が日々増減し、告知も無く毎日ランクダウンする可能性があったという点。
何ポイント以上でサメ革、ワニ革という告知が無く、さらに全会員のポイント数を相対的に判断し、ランクが決定されていました(もちろんそのポイント数も非公表)。よって、ポイントを常に稼いでいても他のファンのポイントの貯まり具合によってはランクが落とされるかもしれないという恐怖と闘いながらポイントをためる必要があったわけです。


当時の一部ツイートです。

これは当時行われていたツアーで顕著に表れていました。楽屋招待企画(ワニ革と2Sチェキ、サメ革と握手)の際、申し込み時のランク判定がツアーの公演日ごとに異なり、また物販でグッズを買うことでポイントを獲得できたため、後半の日程になるほどボーダーが高くなってしまい、ツアー日程中にランクが上下してチェキ・握手が出来なくなった(逆もまた然り)人もおり、ファン間に理不尽な格差を強いることになってしまっていました。
ツアー前の一律タイミングでランクを固定したり、基準値を開示してそのポイント数を維持できないとランクダウンにする、など対策はいくらでもあったはずですが、曖昧な基準を維持し続けたために混乱や不信感が募ったのではないでしょうか。


ちなみに、昨年からサカナクションが同様のポイントシステムを導入し、発表時にはファンの間でかなり荒れました(これはランク差によってチケットが優遇されるというシステムになっている為に賛否両論が巻き起こった)が、サカナクションの場合は
・ランクアップは随時、ランクダウンは年1回(1年間での獲得ポイントが公開されている基準値を下回り、累計ポイントが足りない場合)
・ランクアップに必要なポイント数は固定
・ポイントのリセットは無し
と、bitfanよりかなり親切な仕様になっています。
ステータス優遇を利用したチケット抽選はまだ1回しか行われておらず、どれほど優遇があるのかはまだ未知数といった感じではありますが。


⑤について説明をすると、告知サイトに緑色で書かれているワード(隠しワード)や、岡崎体育というワードをツイートに混ぜてつぶやくことでポイントを獲得できるというシステムがあったのですが、加算されるツイートの上限数がユルユルだった事と1ツイート内のワードを全て合算したポイントが入るため、「岡崎体育」「Twitter」「Wallets」「bitfan」の単語をつぶやきまくるファンが続出。関係のないツイートにまで無理矢理ワードを乗せてポイントを獲得しようとするなど結果的に不自然なスパムめいたツイートや検索妨害に近いレベルでのタグ付け、果てには大喜利状態と化しカオスな状況に。最終的に1日1回「岡崎体育」のみの反映となりましたが、ここで相当数のポイントを稼いだファンも多く、グッズを大量に買うかここでポイントブーストをかけた人がワニ革には多かった印象です。
というよりも、他の人と差を付けられる点がグッズ購入とツイートのみだったため、必然的にそうなってはしまいますが…

こちらも一部ツイートです。

と、ここまでは岡崎体育ファンクラブにおいて一番騒動を呼んだbitfanについてまとめてみました。

ファンクラブを運営している会社のSKIYAKIは以前からも様々な点で問題が起こっていたようで、運営会社側のミスやシステムが足を引っ張り続けた結果がこれだったのかもしれません。(他の問題は上でリンクしたtogetterでもまとめられています)
とはいえ、bitfan時代はツアー中の施策だった事もありWalletsが一番いい意味でも悪い意味でも盛り上がっていた最初で最後のタイミングだったのではないかと今では思います。
盛り上がっていたとはいえ杜撰な運営が許されるわけではありませんが。

では、bitfan以外はどうなのか?bitfanはもうサービス停止したしそこ以外ならコンテンツが色々あるのでは?という点について。

貧弱なコンテンツ、STAFF BLOGについて

現在、岡崎体育のファンクラブに登録することによって閲覧できるコンテンツは次の3つです。
・STAFF BLOG(マネージャーの文章+オフショット数点)
・GALLERY(2018年6月にライブ写真を2つ投稿以来音沙汰無し)
・VIDEO(2020年5月と6月に1本ずつ動画をアップ以来音沙汰無し)

このうち、GALLERYとVIDEOはほぼ更新されておらず、実質死にコンテンツと化しています。
じゃあSTAFF BLOGはどうなのかというと、こちらも充実しているとは言い難いです。
昨年の記事数をカウントすると

2020年1月:1本
2020年2月:3本
2020年3月:3本
2020年4月:3本
2020年5月:1本
2020年6月:0本
2020年7月:2本
2020年8月:1本
2020年9月:1本
2020年10月:3本
2020年11月:1本
2020年12月:2本
計:21本

と、週間以下の更新頻度なのには目を瞑るとしても、月額制のサービスでほぼ唯一のコンテンツが1か月更新無しというのは大問題ではないでしょうか?
ただ6月には前述したVIDEOが1本アップされているため、コンテンツ追加が一切なかったわけではありません。それでも少なすぎることに変わりはありませんが。
ちなみにブログ更新が途切れた月は2017年3月の開設以来初めてで、2021年1月も年賀状の送付以外にコンテンツの追加やブログ更新もありませんでした。
また、年別にカウントすると
・2017年3月~12月の更新本数は22本
・2018年1月~12月の更新本数は53本
・2019年1月~12月の更新本数は29本
となっています。

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2017~20年ブログ投稿数

2018年はフェスやイベント、ワンマンライブなどほぼ1公演ごとに記事を投稿していたこともあり多めの傾向となっています。多少月によって本数が増減してはいますが、合計数的には週一投稿と変わらない本数(1年は大体約52週のため)を更新しています。
しかし、他の年では2018年の半分程度、もしくはそれ以下の本数しか更新されていません。
この更新頻度やコンテンツの薄さを加味すると、330円×12ヵ月=3,960円の決して安くはない月会費を払い続けるメリットは全くないといっても過言ではありません。
スタッフブログの週一更新を確約するだとか、スタッフブログを全部1人に任せている現体制を変えるとか、過去のツアー写真をGALLERYにアップするだとか、VIDEOにFC限定コンテンツや映像企画を追加するだとか、そういったコンテンツの拡充が図られない限りは、最初に岡崎体育が自虐的に発した『チケット予約してすぐ退会』が現状では一番の最適解となってしまっています。

長期会員特典が何もない

謝罪先のツイートでも指摘されているように、ここが今回で一番の問題点ではないでしょうか。
現時点でファンクラブに入り続けることによるメリットは

・(ゴールド会員証の人のみ)会員証の色を維持することが出来る
・入会日の日付を維持できる
・会員番号を維持できる

これだけです。チケットの優遇もなければ継続記念品も無いし長期会員限定コンテンツなんてものも存在しません。
継続することで得られるものは現時点では何もありません。
また、会員番号はランダムなので別に入会が早ければ番号が若いという事はありません。

ちなみに、年会費制の場合はほとんどの場合で継続特典がありますが、月会費制のファンクラブでは継続特典はあまり用意されません。
しかし、


こういった長期会員向けの特典やコンテンツを用意しているケースもあります。
また、sumikaのファンクラブは月額制ですが1年継続ごとに特典が送付されます。

前述したサカナクションも、継続年数が長かった人ほど初期ポイントが多く付与されたため、実質的に長期会員優遇となっています。

運営会社やアーティストの方針などによってファンクラブの運営は違ってくるものですが、
・コンテンツの充実度
これは絶対に欠かしてはいけないと思います。

さいごに

ダラダラと長く書いてきましたが結局何が言いたいのかというと、ファンクラブの中身が薄すぎるのではないかという事です。
別にチケットを優遇してほしいとかずっと金払ってるんだから何かくれとか「他のファンクラブでやってるからこれもできるだろ」という事を言いたいのではありません。
単純にコンテンツが少なすぎるのです。会員を継続することへの見返りがないことはおろか、他ファンクラブと同程度の会費を設定しているのに映像コンテンツも画像コンテンツも他のファンクラブには到底及ばない程度の更新しかされていない現状はどうなの?ということを言いたかったのです。
実際、初期はチケット目当てで入会したものの、bitfan導入からかなり雲行きが怪しくなり現在はほぼチケット予約という利点が無くなってしまう情勢でコンテンツも拡充されていないという悪循環に陥ってしまっています。ここが不満の大きな要因であるように思います。

上にも挙げた、改修策について書いたブログ

追啓、ファンクラブ内で動画の生配信とかができるように動いています。
毎月生配信をしたりして会員の皆さんとコミュニケーションを取ったりなど、
岡崎体育のファンクラブは充実してるなって羨ましがられるようなクラブにしていきます。

と書いていますが、それすら未だに実現していません。

それどころか、以前にも本人はこんなことを言っています。

たとえネタであったとしても、それはファンクラブが充実していたり活動内容に期待している人が多ければ笑い話で済んだのかもしれません。
実際、この時はさいたまスーパーアリーナ公演の直前で、熱が一番高まっていたこともあり「本人がそんなこと言っていいのかよ!」というボケとして素直に捉えられたのではないでしょうか?

しかし、その頃と今では状況が大きく違います。
ファンクラブの更新にも滞りが出始め、本人も2019年1月以来アルバムを2年以上リリースせず音楽活動よりメディア露出や楽曲提供の仕事ばかり。
コロナ禍での自主的な配信ライブも行わず配信フェスとしてTHE FIRST TAKE FESと氣志團万博への出演のみ。それでいてYouTubeでは頻繁にゲーム配信。
ゲーム配信については活動のない代わりに、とも取れるかもしれませんがそれでも岡崎体育」としての音楽活動の少なさは異常に目立っていたと思います。
こうした本来メインであるはずの音楽活動がとても少ないという現状での発言だったため、快く思わないファンもいたということではないか、と私は考えています。

運営体制、予算など制約はあるとは思いますが、こういう不満はずっとあるんだよという事がお伝えできれば良いかなと思います。

最後に、本人のツイートを引用してこの記事を締めたいと思います。
いちファンとして、今後のファンクラブ運営、音楽活動を大いに期待しています。