盆地を巣立った岡崎体育は何処に向かうのか 岡崎体育「FIGHT CLUB」フラゲ感想
第2章を見せるにはあまりに遅すぎませんか?
岡崎体育の4枚目のオリジナルアルバム、「FIGHT CLUB」をフラゲ。
2019年にリリースされた、前作オリジナルアルバム「SAITAMA」発売からなんと1015日(2年9か月)も経っている。待たせすぎ。
この間に劇場版ポケットモンスターの主題歌集やタイアップまとめアルバムの「OT WORKS II」などがリリースされたが、未発表で本人歌唱の楽曲がメインのアルバムがリリースされるのは2019年以来。待たせに待たせまくった待望のアルバムとなった。
今回のアルバムのテーマは本人曰く「原点回帰」としている。
デビューした曲が「MUSIC VIDEO」(2016年リリースのメジャー・デビュー・アルバム『BASIN TECHNO』収録曲)っていうネタ曲だったので。そのイメージの払拭が難しかったんですよね。未だに"あるあるソングを作ってください"みたいなオファーもありますし。それをずっと覚えててくれるのはすごくありがたいんですけど、それに固執せず、いろいろな曲ができたらなとは思ってて。そういう意味で、前回のアルバム(2019年リリースの3rdアルバム『SAITAMA』)はそのイメージを払拭することに苦労したというか。ネタ曲をそこまで入れなかったんです。でも、今回は1stアルバムの頃に立ち返って、原点回帰と言いますか、岡崎体育が新しいスタートをして、32歳になった今でも世間で話題にしてもらえるのかっていうテーマのもとで作ったアルバムなんですよね。
mobile.twitter.com8年前くらいの俺が作りそうな曲の雰囲気やな。原点回帰できつつあるぞ今回のアルバムは。楽しい。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) September 9, 2021
楽しいことが一番いい。
はじめに
ちょっと個人的な話にはなりますが……
前回、岡崎体育のファンクラブについての記事でも書いたんですけど
2020年2月のライブ後、アルバムも出さないどころか曲もリリースしない、配信ライブもしないという期間が長すぎたし、ファンクラブも全然何も無いわで、岡崎体育に対する応援の気持ちが薄れていくばかりでして……
特に他のアーティストは新曲に配信ライブにめちゃくちゃやってるのになんで?といった気持ちが強すぎて尚更関心が無くなる一方で…という感じで、FCも辞めてしまいあまりファン、と言えるか分からないぐらいになりました。
正直なところ、中立的な感想というか少し懐疑的(批判的?)な視点からの感想となっています。
今まで書いてきたような全肯定的な感想ではないということをご了解ください。
アルバム内容
収録時間は42:07。XXL、SAITAMAと同程度。
特典Blu-rayには先日(1年8か月前)開催されたOKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020の模様をほぼフル収録。
(セット転換時の観客イジりコーナーやTBSチャンネルでの放送時に追加されたメイキングはカット)
01.Championship
先行配信リリース第2弾。
『XXL』『からだ』のようなゴリゴリアッパーテクノチューン。カッコイイね~~!!サビ前のピロピロもかなり気持ちいい。
相変わらずの語感優先リリックは聴いていて気持ちいい。こういう意味が繋がってなさげで繋がってそうな言葉の応酬が続く歌詞は、岡崎体育の書く歌詞の特徴でもあるように思う。
最近のライブで披露してた仮歌詞バージョンの『잡채』も結構良かったんですけど、その時の名残が歌詞に全く残ってないところは残念。どっかに一言ぐらい「チャプチェ」とか入れてほしかった。
こういうテクノ感がある曲をずっと待ってた。タイアップとかだとカッコイイ曲書かずにJ-POP寄りまくりな曲ばっかなイメージがあるので……
岡崎体育といえばやっぱりテクノって感じ。めちゃくちゃライブで映えそう。歌うかは知らんけど。
ただMVがいまいち。世界観も伝えたいこともよくわからなさ過ぎる…
02.おっさん
先行配信リリース第3弾。
1曲目から急にトーンダウン。なんで?全然テクノじゃないし歌詞もふざけてないしなんか真面目な感じでやってますけれども…
最近のアルバムなら後半に持ってきそうな曲。いわゆるネタ曲か真面目曲かで言われると真面目曲の方に分類されると思う。
タイアップついてそうな感じの曲調をしてるな~って印象。
良い曲なんだとは思います、共感してる人も多いし実際歌詞はいいと思う。
でも、なんというか綺麗にまとまりすぎている感じはします。良くも悪くも普通の曲って感じ?あまり岡崎体育らしさがないなと感じました。
PVもおふざけが全然ないし。なんか岡崎体育っぽさが感じられないな…今後はこういう普通の音楽の路線行ってしまうのかな…という感じです。
もしかしたら、もう少し年を取ってから聞くともっと沁みる曲になるのかもしれません。
現時点では「普通の曲じゃん!」というイメージが先行してしまいました。
03.Hospital
前作の『なにをやってもあかんわ』と同じく、友達バンドマン枠。本人曰く、捨て曲だそうです。
今日!岡崎体育の新しいアルバムのフラゲ日です!!
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2021年10月18日
CDショップでぜひ買ってください!!
捨て曲3曲しかありません!
3曲目と7曲目と9曲目が捨て曲です!
本人がそう言ってるので捨て曲なんだと思いますが、本当に岡崎体育が歌う曲かコレ?となりました。
デビュー4年目ぐらいのバンドが出してそうな曲です。そういう前提ならいい曲だと思いますが、岡崎体育の曲として聞くと、どうしてバンドを毛嫌いしていたのにストレートなバンド曲やってるの???というイメージです。
実際本人は過去にバンドやってたりバンド主体の曲も結構ある(前述の『なにをやってもあかんわ』もその系譜だし)んですけど、岡崎体育の曲って荒っぽい所とか自分のメンタルとか過去を歌詞で表現してるのも特徴(これは前作『SAITAMA』に顕著に表れていると思います)であると思ってる所があるんですよね。
そういう面からすると綺麗にまとまりすぎてるような気がします。爽やかすぎる…?
歌詞も曲調も今までにあまりないぐらいストレートなので少し、ん?と思ってしまいました。
04.Fight on the Web
先行配信リリース第1弾。
ようやくネタ曲ゾーンへ。
2年前から考えてたらしい。
スマホのメモを見返してみると、ボツになったネタ系の曲のテーマが30〜40個くらいありました。たまアリ単独公演が終わって落ち着いたら遊び半分で制作してみようかなと思います。その中でも、多分今後制作しなさそうなボツ曲を晒してみます。 pic.twitter.com/P5KKfN5oNg
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2019年5月21日
特典Blu-rayに入っているORF2020で前バージョンが収録されているんですけれども、個人的にはそっちの方が好きです。
・喧嘩がもうちょっと長くて
・ヒートアップして誤字→訂正で1レスするとか掲示板における喧嘩の再現度が高い上に
・どっちが負けたかが明確で面白いし
・サビがめちゃくちゃキャッチー
となかなか完成度が高くてお気に入りでした。
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
岡崎体育のネタ曲といえば『Horoscope』や『探知機チキン竜田』のように語り+キャッチーなサビという構成がよくあり、前バージョンもそれにのっとった構成で作られていたんですが、1年弱を経てなんだかハードロック方向に大きく変わってしまいました。
歌詞のベースとしては、恐らく2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)を題材にしていると思います。○○乙、吹いたわみたいな言い回しとかIPアドレス開示→即逮捕みたいな風潮、上級職チラつかせて威嚇などかなり昔の2ちゃんねるをかなり彷彿とさせてますね。
PVでもそのように表現されているんですけれど、その割には曲調がガチ喧嘩すぎるんですね。オーバーな表現過ぎるというか…掲示板サイトでここまで殺伐とした喧嘩してることってあんまりありません。もしくは前バージョンみたいに淡々と進行するか。途中でボキャ貧になってバーカwとか短文での煽り合いになったりもします。
確かに最近のネット(特にTwitterとかWikipediaの白熱した議論がされているノートページとか)を題材にしているなら殺伐とした感じを表現していても不思議ではないんですが、そこがちょっとちぐはぐかも?どっちをイメージして聴いたらいいのかイマイチわからない…
どちらかというとYouTubeのコメント欄っぽいのかな?それを踏まえると、結構YouTubeにおけるレスバトルとしての再現度は高いかも。
あと「的を得るでもあってるんだがwww」とかリズム合わせのビートとギターの刻み方は結構好きです。
というか音がエグい。さすが青山さんBOHさんkubotyさん。サウンドの厚さは今までにないぐらいスゴい。
というか、テクノ要素はどこ行ったんですか?ここまで3曲続けてテクノ無し。盆地テクノを掲げているのにテクノというか全然DTMじゃないところにもちょっとがっくり。
でも、インディーズ時代のアルバムはバンドとテクノがかなりごちゃ混ぜにされているのが大半なので、そういう点では本人も言っている通り、原点回帰と言ってもいいかもしれない。
05.Quick Report
ここでやっとテクノ要素が帰ってきました。
さっきのFight on the Webと同じく2年前から構想されていたらしい。
今年のフェスシーズンからライブでは先行して披露されていた楽曲で、完全にネタ曲なので音源化はないと踏んでいましたが、まさかのアルバム収録。
ライブでは「『観客のボルテージは一気に最高潮に』って言ったらボルテージを最高潮にしてください」的なMCを前置いてから披露してます。
着眼点が最高ですね。フェスのクイックレポをそのまま曲にしてしまうセンスが最高にいい。普通こんなところに目付けないもん。
deadpopfest.com
↑初披露時のクイックレポです。ネタ曲としても普通の曲としてもかなり面白い曲だと思います。
06.Yes
THE FIRST TAKEでやったやつです。CDで聞くよりも先にTHE FIRST TAKEを見てください。
でないと面白さ4割減ぐらいします。私がそうでした。
これはライブというかパフォーマンスありきかも。歌詞カードも3文字で終わってるし。
これでMステとか出たら大爆笑モノですね。初出演の時みたいに関ジャニ∞さんと一緒に出てほしい。曲終わりに村上君にめっちゃ突っ込まれてほしい。
実質のInterludeという扱いな気もします。ただ今回のアルバムは前半と後半でテイストが変わるってこともあんまりなさそうなので、休憩がてらって感じですかね。
07.Okazaki Little Opera
『Okazaki Unreal Hypothesis』や『Okazaki hyper gymnastic』などに代表されるOkazakiシリーズ。
タイトルがOkazaki~ってだけで、曲に一貫性は無いです。
ちなみに、3曲目のHospitalで紹介したツイートによると、これも捨て曲らしいです。
個人的にはかなり好きです。なんとも言えないオペラ?感?がある(サビだけ)。
歌詞と音の遊び方がこれぞ岡崎体育って感じですね!バース・掛布・岡田のところに野球の応援フレーズを入れてくるところとか面白いな~と。
韻を踏みまくって歌詞を詰め込みまくるのは『Championship』以上に洗練されてますね。ラスサビ前の所、流れていくように言葉が詰まっててかなり好きです。
サビの印象とか全体的にかなり宗教感も漂う、ハマるとかなりクセになる曲だと思います。
08.八月の冒険者
なんか聞いたことのある感じだな、と思ったらインディーズ時代のアルバムに収録されてる『BEAK SPIDER』に感じがめちゃくちゃ似てます。聞いたことがある人にはわかってもらえるはず…
爽快感はあるけどそれ以上でもそれ以下でもない感じ……『Hospital』と同じ印象です。
なんか歌詞がふわーっとしてるというか、結局「あいつ」がどんなやつか全然想像できない…
『おっさん』と同様、もう少し年を取ったら沁みるようになるんでしょうか。
09.普通の日
これも捨て曲。は?
『Snack』を今の岡崎体育が作ったらどんな感じになるか、って感じのテイストがします。とても好きです。
歌詞も何気ない1日をそのまま歌い上げてる感じがとてもほのぼのします。情景が浮かぶ。これでPV作ったらいいのに。めっちゃ映像が浮かぶ。
休みの日ってこれぐらいゆったりしてますよね。ゆったりのんびりしてる休日感がイイ。
相槌みたいに声が入ってる(「アレっ?」「旨っ」みたいな)のも日常感が出ていて、聴いていてほっこりする。
それでいて、サビの歌詞が最高に良い。
ああなんて普通の日だろう つまんなくて最高に良い
ああなんて普通の日だろう あじけなくて最高に良い
否定的な言葉を誉め言葉として昇華してるとこがめっちゃいいですよね!
このアルバムで1番お気に入りの曲です。
10.湖
『式』『龍』に続く漢字1文字バラードシリーズ。
この2つと比べたら少し格落ちな感じがしてしまうのは何故だろうか?
『式』は人生の過去から最期までを綴った文学的な詞を、どこか寂し気なピアノとドラムが包んでいる。
『龍』は実家の自室から音楽を日夜作り続ける岡崎体育自身を表現したかのような詞を、自らのピアノとともに歌い上げる。
この2曲と比べると、ピアノをベースにしているのは同じだが、歌詞がスルスルと通り過ぎて行ってしまう感覚がする。
バックがストリングスの付いた豪華な感じになっているのが、荘厳さはありながらも、こうじゃないんだよな…という感じがする。
ピアノも本人演奏ではない(歌詞カード記載。編曲も担当した兼松衆さん。)点や、やっぱり岡崎体育のメイン部分を構成していた「DTMっぽさ」とか全部1人でやってるって要素がどんどんそぎ落とされていってしまってるのが、ちょっとな…と思います。
ちなみに、演奏メンバーは岡崎体育が手嶌葵さんに提供した『星明かりのトロイメライ』と同じメンバーです。
『湖』もなんとなく歌詞とか曲の雰囲気が似てますね。言われてみれば手嶌葵さんっぽい曲です。
信じられないくらい美しい曲を編曲しました
— 兼松 衆 (@shukanematsu) 2021年2月24日
作詞作曲は岡崎体育さん
光栄です お楽しみください
「星明かりのトロイメライ」#手嶌葵
こちらから聴けます(2曲目)https://t.co/eHc1nK4LRC
ギター高木大丈夫 (デェジョウブ!)
ベースは鳥越啓介さん
カルテットは室屋さん
ピアノはわたし https://t.co/tIDwyv0af5
11.Eagle
ごめんなさい、最初に聴いた時から『The Abyss』の方が好きです。
どこがあまり好きじゃないかを挙げると、
・最後が長いし、ゆったりしすぎ
歌詞を歌いきって、最後にビートが跳ねる所までにタメのパートがあるんですけど、ここが長い!1分半ぐらいある!
ライブではここで最後のMCが入る事を想定して長めにとってるのかなとは思うけど、それにしてはゆったりし過ぎている気がします。
『The Abyss』は最初からクライマックスみたいにビートを刻んで、ちょっと間を挟んで、またビートが上がって、ラストはタメのパートでどんどんビートを上げていって盛り上げて行く…という感じの構成なんですけど、この曲には盛り上がりがあんまりなくて、BPMがゆったり、なおかつタメのパートでもなかなかビートが上がらない。結構スロースターター。で、唐突にビートが上がって踊れ!!って言われるのでえっ?!となってしまうんですよね。ここが一番残念。
・境界がわかりにくい
最後の跳ねるタイミングに行く所がどこかわかりづらい。タメのパートと跳ねるパートとの違いがわかりにくい。
なんかピュルルルルル…って音が後ろから入ってきて、ビートが相対的に音量下がっちゃって、スパァーン!(ここの音が埋もれちゃってる気がする)(ここから跳ねるパート)って感じで(文字で説明するの難しすぎる!!!音源を聞いてみてください、3:40ぐらいからです)、高揚感があんまり感じられないな…という所もイマイチだなあと感じる要因です。
これはもしかしたら個々人の再生環境によるものかもしれませんが、うちの環境だとどうやってもビートが他の音に埋もれてしまう…
それと、ビートが上がっていく前後の曲調が全く一緒なんですね。
『Open』とか『The abyss』は跳ねるパートとそこまでで曲が全然違うと思います。
『Explain』でも言ってるけど、「ドラムのビートが早くなってきてサビ始まりますか?」の所って、ビートを上げることによって聴いてる人の気持ちを盛り上げて、次のサビで一気に曲が盛り上がって一気に開放する、っていう言わば緊張と緩和みたいなものなんですよね。なのに、跳ねるパートとタメのパートがほとんど同じ曲調で行っちゃうので、あまり高揚感が出ないのかな?という様にも思います。
そこが曖昧になってるなと感じてしまうので、なんかヌルっと跳ねるパートに行ってしまうこの感覚がラストの曲としてはイマイチかなと思ってしまいました。
この2点がORFで聴いた時からずっとモヤモヤしていました。なんかなあ…
音圧は相変わらずめちゃくちゃですね。低音がやベーぐらい入ってて高音がかすむぐらいスゴいです。
総評
なんというか……いい意味でも悪い意味でも「第二章」を感じさせられるアルバムでした。
手数とかバンドからテクノまでいけるとかそういう音の広がりは感じつつも、なんか普遍的なアーティストになってしまわないか、少し心配になってしまいました。
岡崎体育の良さであったはずの「実家の部屋のDTMソフトから生まれるテクノミュージック」や「ネタ曲や真面目曲に関わらず、誰もが共感できるようなテーマ」、「自身の過去や感情を内包した歌詞」「メインカルチャーに対する反骨心、斜に構えた態度」といった要素が以前の作品よりとても薄れてしまっているように感じました。一言で言うと丸くなってしまったな~という感じですかね。
多分、昨年のワンマンライブ後すぐにこのアルバムを出していたら「岡崎体育の第二章すげぇ!曲の引き出し多すぎ!」って純粋に思えたのかもしれませんが、ちょっと期間が開きすぎて…第二章の存在を忘れかけていたこのタイミングで「これが岡崎体育のアルバムです!」って言われると、なんか思ってたのと違う……となってしまいました。今までのアルバムと明らかに毛色が違いますし、バンドサウンドに傾倒しすぎでテクノ要素が少なくない?と感じた所が特に大きかったです。
ただ、曲単体で見ていくと好きな曲はそこそこありますし、岡崎体育テイストは損なわれてないなって思う所も多々あります。
全部が全部イマイチってわけでもありませんでした。『普通の日』とかめちゃくちゃ好きな曲です。当分リピートします。
盆地テクノ、BASIN TECHNOという看板を掲げながらも盆地住まいではなくなった現在、どのように「盆地テクノ」という今までのジャンルを成長させていくのか?これからどういった方向に進んでいくのか?
これからも期待しています。